2010年7月13日火曜日

由紀枝の3回目のキス - 2 -


一番いい方法で ゲットできないか

Yさんを巡って

色々と1年生なりの作戦を考えました







いよいよ暑気払いパティーの当日です
R子さんとT子さん そして私の3人は ルールを決めました
絶対にこの3人の悪口を言わない事です

簡単なようで 結構難しいですよ

それで 3人が納得して 退社後ビルの屋上でパティーです
最初は3人が固まって円卓で話していると 素人バンドが演奏したり
結構盛り上がってきました

私達の円卓には同じ部屋の先輩男性が座っていました
この時とばかり しつこい質問で3人ともげんなりです
でも 愛想わらいして その場を和らげていました
だって 楯突くと明日からのお仕事大変でしょ

イベントが半ばまで進む頃に ようやくYさんがやって来ました

3人で座るところを確認していると なんと副社長の円卓
これにはR子さんやT子さんも 
「だめだよ あんなところじゃ」
「そうそう ミイラ取りがミイラになるよ」
そうなんです 副社長は可愛い女の子に手が早いんです
「わぁー どうしよう」
「困ったね 折角のチャンスなのに」
「ねえ ちょっと見て 秘書のE子さんと仲良く話している」
「わぁー 参ったなぁー どうしようか? 由紀枝なにかある」
私はYさんのことを じっと観察していました
「大丈夫よ あの人たぶん話を合わせているだけだから」

そんな心配をよそに 同じ卓の先輩達は くだらない話ばかり
よけいに嫌悪感が増してきてR子さんが
「先輩 そんなHな話しか出来ないんですか いやらしいですよ」

言ってしまいました

雰囲気は 最悪

私はR子さんの言うとおりと思って 援護しました
「開放されていても 私達女性ですよ 副社長にお聞きしましょうか」
この一言で 完全にノックアウト&お仕事でも優位に立てそう




続きは次回


追伸
本日 小説『桜 散るまで』をブログで発表させて頂きました どうぞご覧になってください 
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